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JAPAN珍聞

ジャパンちんぶん

映画「ショコラ 君がいて、僕がいる」を観た感想

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実録ヤクザ映画が好きな僕が『ショコラ~君がいて、僕がいる~』を鑑賞してきたので感想を言いたいと思う。

 

この映画がどんな物語かというと、ベルエポック期のフランスをを舞台に、フランス史上初の黒人芸人ショコラの成り上がりから転落までを描いた作品です。

 

僕は「ベルエポックってなに?」と思ってググってみたら、検索上位にはWikipediaが上がっているのですが、その下はリラクゼーションスペースと美容専門学校とレストランとお茶専門店と調理専門学校とか、そんなのばかりでした。

僕は「ベルエポック」というものが、日本の人たちからこんなにも気に入られているものだということを初めて知りました。

「ベルエポック」の何が、こんなにも日本の人たちを魅了しているのか?その魅力の謎に迫りたいところではあるのですが、とりあえずは映画の話に戻ります。

 

黒人芸人の成り上がりから転落までの間は友情、恋愛、差別、挫折などいろいろありました。けど僕にとってはそんなことはどうでもよくて、映画の一番の見所はサーカス・シーンでした。

 

黒人芸人ショコラは相方の白人芸人フティットとコンビを組んでサーカス芸人として当時のフランスで一世を風靡するのですが、その白人芸人フティット役に喜劇王チャップリンの孫でもあるジェームス・ティエレが演じています。

 

ジェームス・ティエレは祖父のチャップリンそっくりな顔立ちです。もちろん、メイクをしていないときの素顔がです。

 

ジェームス・ティエレは役者でもあるのですが、本職はサーカス・パフォーマーです。劇中でのサーカス・シーンは彼の演出だそうです。

 

フティットとショコラのコンビ芸がどういうものだったのかは、手がかりが少なく演出に苦労したみたいですが、サーカス・シーンは見応えのあるとても楽しいものに仕上がっていました。

 

2人が活躍した時代は1900年前後、今から100年以上前のことですから、手がかりが少ないのは無理もありません。

 

それでもフティットとショコラは当時一世を風靡し、お菓子のパッケージに起用され、画家のロートレックが2人を絵のモチーフにして描き、映画を発明したといわれるリュミエール兄弟が2人をフィルムに収め、数本の作品として残しましたが、歴史からはやがて忘れられていきました。

 

特に黒人芸人ショコラにいたっては、フランス史上初の芸人であるにもかかわらず、その存在すら永いこと忘れられていたらしいです。

 

ショコラを演じたのは『最強のふたり』で黒人初のセザール賞最優秀男優賞を受賞した、オマール・シーです。彼はコメディコンビを組んでいるコメディアンでもあります。

 

コメディアンにもかかわらず、彼もショコラの存在を知らなかったといいます。

 

 

ショコラを現代に甦らせたのは歴史家のジェラール・ノワリエル教授です。

この映画は彼の著書『ショコラ~歴史から消し去られたある黒人芸人の数奇な生涯』(集英社インターナショナル)を原案として制作されました。